目的を伝える方法とは
グループホーム友セカンドの「わたなべ」と申します。
※苗字が同じ職員もおりますので、「ひらがな」で明記いたしました。
早くも長月(9月)、暦では秋になりましたが
猛暑はまだまだ変わりません。。
利用者様の支援に携わるなか、
個々の特性や可能性が見えることもあり、わたしも日々勉強です。
わたしたちの意思を伝える大切さ
入居されている利用者様は重度知的障がいの方で、
自閉症と診断されている利用者様がほとんどです。
また個々の特性があります。
例えば、片言は話してきても、会話として成立しない。(非言語性)
一方で会話は多少できるが、本人の意図とは違うこともあり、
コミュニケーションがうまく取れないことがあります。
また、食事時間前に行動が停止してしまい、
食事どころか食事後の歯磨きなど、次の行動へうつせないことがあります。
上述は一例ですが、
利用者様は、本人の思いや内言を伝えて関心を向けますが、
一方的になってしまいます。
相互のQOL(生活の質の向上)を高めるため、
TEACCH(ティーチ)プログラムを用いた支援での、
視覚的構造化を推進しております。
今回は、利用者様へ今やる行動・予定を伝えるために実践している
「カラーボール」を使用した方法をお知らせいたします。
カラーボールでの誘導
ある利用者様は、言語を発することができず、文字は理解できません。
しかし、アセスメント(評価)を検証したところ、
色のマッチングが合格とのこと。(新人研修で学びました(^^)/)
そこでトップ画像にありました、数色のカラーボールです。
それぞれの色と行動を紐づけており、利用者様へ該当しているボールを手渡します。
「食事を行う」「お風呂に入る」「トイレに行く」「部屋へ戻る」などの伝達内容が含まれております。
利用者様へ「トイレに行ってほしい」とき、特に就寝前などに習慣化しているスケジュールです。
個室トイレの箱の場所は右側に設置。 ⇓ここ
利用者様はトイレに入り、カラーボールを箱の中に入れます。
利用者様が白ボールを入れ終わり、トイレを済ませたあと、回収してカゴへ戻します。
お通じを定期的に促すためにも、必要な支援の一つです。
定着化するまでには、時間はかかりますが、
カラーボールを使った視覚構造化で、自立支援の幅を広げていきたいと思っております。
さいごに
友セカンドに勤めて早や半年が経ち、
あっという間だったなと実感しております。
今回契約期間満了という形で、新たな道へ進みますが、
友セカンドで出会った皆様には、本当に感謝しております。
感謝しきれないぐらいです。
以前はセキュリティ関係の仕事に長く携わっておりましたが、
全くの違う業種に挑戦したいと思い、転職活動は全て未経験で探していました。
その中、社会福祉法人SHIPの
理念・考え方が、
ココロにスッと入り「ただチャレンジしたい」と思い、福祉・介護業界へ飛び込んでみました。
年齢も平均寿命からすればとっくに折り返しに入っていますが、
これからも、まだやりたいことはあります。
余談ですが、
知人から「機動戦士ガンダム 水星の魔女が面白いよ」って、
紹介されたアニメを、まとめ撮りまでして頂いたので、さっそく観てみました。
初代ガンダムしか知らなかったのに、素直に感動しました!!
素人視線なので、うまくアウトプットできませんが、
ただ戦うだけのストーリーでもなく、登場人物の
人間・相関関係も深かったなと、
クオリティも高く、複雑で何度か観ないと理解できない内容です。※正直な感想です。
そのなかで深い言葉があったので、その一言だけでも最後に展開したいと思います。
「逃げたら一つ、進めば二つ」
主人公が戦う時や仲間を諭す時に、
良く発言していましたが、
逃げても「ゼロやマイナス」ではないところが、非常に奥が深くて、
気持ち的にも前向きになりました。
長文でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。