「重度障碍者支援」新たな夕食後の過ごし方
初めまして
東京都立川市にある、「グループホーム友セカンド」世話人の鈴木です。
昨年5月から友セカンドの世話人となりました。
至らないことも多々あると思いますが、よろしくお願いします。
A様は知的の重度でコミュニケーションが難しく、
ご本人様にどうご理解して頂くか考え取り組みました。
さっそくですが本題へ入ります。
今回は生活上の課題があるA様の取り組みをご紹介します。
夕食後の過ごし方
A様の普段の夕食後の過ごし方は、自室に入ったり、フロア内を歩き回って手持無沙汰な様子が目立っていました。
夕食後に手持無沙汰が原因で机、イスを倒したり、他者へ叩く他害等の問題行動へつながることもありました。
余暇グッズの提供
学習スタイル、障害特性を踏まえて普段余暇の時間に行なっているパズルを提供してみました。
結果...
パズルだと終わりがわからずに1時間以上やり続けてしまいます。
消灯時間まで続けてしまう為、パズルの案はなくなりました。
ある日の夕食後の様子
夕食後に他の利用者様が洗濯物を干していました。
A様は他の利用者様の様子を興味を持っているかのようにじーっと見続けていました。
そこで細かい作業が得意なN様に洗濯物干しをおこなって頂こうと思い、課題分析を始めました。
課題分析
洗濯ばさみを掴む力はあるのか、
職員が干す行為をみて真似してできるか、
イラストのみで洗濯物干しを始めることが出来るのか、
結果はイラストは難しい様子でしたが、他の課題は問題なくクリア!
実際に洗濯物干し支援を提供
下記は支援の手順です。
①入浴時洗濯ネットにご自身で衣類を入れる。
②洗濯し夕食後の19時に自室にイラストを提示。
③洗濯ネットを渡す。
④ご自身で洗濯物を干す。
支援結果...
多少バランス悪いところはありますが、スムーズに干すことが出来ていました!
新たな課題
洗濯ばさみの量が多いためバスタオルや衣類をきれいに干すことが難しい
職員に見られていると指示待ち傾向になる様子が見られる。
5分ほどで終えてしまう。
現在の様子
ルーティンとして19時以降に自室にて洗濯物干しを行なっています。
新しい課題もでてきたので、今後は生活の質を高められるようにA様と課題に挑戦していきたいと思います。