【重度知的障がい】生活の質向上!掃除が出来るようになるまで
前回のブログに引き続きご紹介させていただきます、世話人の鈴木です。
春が近づいてきたようで、過ごしやすい日々が増えてきました。
皆さまはどうお過ごしでしょうか。
さて、今回のブログでは重度知的障がいをお持ちのN様の生活の一部をご紹介します。
お掃除
N様は夕食を食べ終わった後、少し休憩をしてお部屋の掃除を毎日おこないます。
掃除内容は床のフローリング掛けです。
お掃除をすることはとても素晴らしいことですよね!
しかし掃除には、実は大きな課題がありました。
課題とは...
それは部屋の隅、同じ場所だけを掃除してしまうことです。
ひたすら同じ場所を掃除して、掃除を終えてしまっていたのです。
できればお部屋全体の掃除ができればいいなと思い支援を考えました。
色分け
写真のように、床にテープを貼り掃除をする箇所と方向を色分けしました。
まずは1方向のみおこない、課題分析し徐々にできる範囲を広げていこうと考え、支援を始めました。
おこなってみた結果、、、
職員の指示なくできたこともありましたが、
職員がいなければ部屋の片隅のみを掃除するだけに、、、
再度考えなおし、支援を提供
視覚的に情報量が多いと感じた為、少ない2レーンに減らし、赤色の矢印をなくしてみた。
なくしてみた結果、以前よりは進む方向は
テープの指示通りになっているようには感じるが、いまいち。。。
現在は新たな支援方法を模索中です。
掃除が出来ることは素晴らしいことなので、
「今後出来る範囲を広げられたらいいな」と奮闘中の世話人でした。