未経験からやってきた!元営業マンが福祉にチャレンジ!
スタッフ自己紹介
皆様はじめまして。
11月より世話人として入社いたしました新人の安谷屋(あだにや)と申します。
前職では保険の代理店で4年半程保険の募集人として活動していました。
※本人ではありません
都内全域や埼玉県、神奈川県、千葉県を主要エリアとして巡りに巡りもうじき30歳を迎えようとしていました。
毎日毎日飛び回り年間600人ほどの方と成約する、成約しないに関わらず面談をしてきました。
毎日色んな方と出会う中でそれぞれの抱える課題に保険という商品を通して寄り添っていくことができていたと思います。
そういった環境に身を置く中でいつしか社会貢献度の高い仕事に就きたいという意欲が芽生えてきました。
本当に自分がやりたいことって何だろう。そう自問自答する日々が数か月も続いていたことを今でも思い出します。
本当にしたいことの答えを見つけることが難しかった…。
障害者福祉の世界に興味を持つようになり、転職活動を経て
社会福祉法人SHIPに拾っていただく形で世話人として第一歩を踏み出すことができました。
自宅からの距離の都合なども考慮して頂き、東京都立川市にある友セカンドでの勤務が決定致しました。
そしてこれまで経験したことのないグループホームでの勤務が始まったのです。
いざ入社!最初から困惑とともにスタートです。
入社してまず驚いたことは私が想像していた福祉の仕事とのギャップでした。
声をかけるよりも指差しやゼスチャーで誘導、支援を行う友セカンドの世話人や支援員。
よくネットで見かける猫の様な顔で固まってしまいました。
こんな感じでしたね。
入所されている利用者様は重度知的障がい、自閉症を持つ方ばかりで言語の理解が難しい方がほとんどを占めます。
言語を用いたコミュニケーションは難しいと頭では理解していたつもりでした。
しかし現場に出てみて考えの甘さを思い知りました。
こうして視覚的な支援を少しずつ教わりながら実践していく日々が幕を開けます。
支援の中でのある出来事が…。
そして支援に携わっていく中で四ヶ月目、まだ短い期間ですが支援のエピソードをひとつ紹介させて頂こうと思います。
最近実感したことですが重度知的障がいを持つ利用者様にとって視覚的に認識するもの
それは僕の想像以上に利用者様自身に影響を与えるということでした。
ある利用者様は僕に対して強い苦手意識を持ち、
廊下でお会いしても逃げてしまう日々が続きました。
その為サービス管理責任者や主任に相談したところ見た目を変えてみるのはどうかと言われました。
具体的に話しますと帽子や伊達メガネ等の使用を勧められましたので某激安の殿堂で黒縁の大きなメガネを準備しました。
試してみた今だから白状しますが正直メガネひとつで変わるとは思っていなかったです。(すみません)
↑実物です。中の人は本当に似合っていません。
顔を認識しづらくなるようにレンズが大きい物を選びましたがもう少し考えて購入するべきでした笑
(先輩スタッフは本気で爆笑していました。当然ですね!!!)
実際に伊達メガネを装着して出勤してみると不思議な事が起こります。
該当の利用者様がまったく怯えることなく穏やかに過ごされました。
普段は顔を合わせた瞬間に大声を出されてしまい中々食事などに移って頂けませんでした。
申し訳なさを感じていたのですが当日は落ち着いて過ごして頂くことができ、内心かなり安堵しました。
利用者様にとってはスタッフも含めて環境であり、僕らが刺激になってはいけない。
先輩スタッフから助言を頂いて参りましたがやっと大きな一歩が踏み出せたように感じます。
今後とも皆様に安心して過ごして頂ける様な環境づくりに励んでいこう。
ささやかな変化も大切にしよう、そう思える出来事でした。
皆様今後とも友セカンド、ひいては社会福祉法人SHIPを応援して頂けますと幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています。
友セカンド 世話人:安谷屋