TEACCHモデルを活かした支援の事例

地域で「当たり前」に暮らせる社会をめざして。

社会福祉法人SHIPでは、重度知的障害のある人たちが「当たり前」に地域で暮らせる社会づくりを『社会問題』と考えています。

私たちが普段生活している日常では、そのような方々を見かけることはありません。な ぜなら大規模な施設で生活していることが多いからです。

施設から地域へ

どんなに障害が重くても適切な支援の提供をあきらめなければ、きっとこの社会問題も解決できると信じています。

自分にも他人にも影響の大きい「強度行動障害」

重度の知的障害や自閉症スペクトラム障害のある人たちには「強度行動障害」と呼ばれる社会生活上で影響のおおきい行動上の特徴があります。

たとえば、物を壊したり、奇声を発しつづけたり、叩いたりつねったりといった「他人に影響する行動」もあれば、壁に頭を打ちつけたり、急に飛び出したり、異物を食べたり収集するといった「自分に影響する行動」もあります。

その行動を理解するためにできること。

『氷山モデル』という言葉があ ります。このような行動上の特性は、水面の上に目に見えている一部分にすぎず、じつは水面下にこそ本当のその人の個性が隠れているという見方のことです。

言葉によるコミュニケーションはありませんので 行動から読み取っていきます。その行動の前には どんな出来事があったか? その行動をした後に はどんな結果があったか? 理解できたか? 要求できたか? 拒否できたか?

TEACCHプログラムでは、自閉症スペクトラム障害の人たちの『学習スタイル』に合わせて、理解しやすい・学びやすい環境をつくることを基本としています。期待されていることさえ分かれば、きっと過ごしやすい世の中になるはずです。

支援をあきらめ騎士(ナイト)の誕生。

とはいえ、地域で支援を提供しつづけることは正直大変です。うまくいかないことの連続です・・・

でも諦めるわけにはいきません! 私たちの使命は『みんなが幸せになる社会創り』です。

そんな想いを込めて誕生したのが『支援をあきらめ騎士(ナイト)』です。 キャラクターのモデルは「生活介護 笑プラス」の紙谷さんです。

専門的な知見をベースに支援をあきらめなかった結果、どんなポジティブな変化が現れたか? たくさんの人たちに知ってもらえたら嬉しいです。

あきらめ騎士の取組みを『動画』で紹介

☆初心者のための構造化支援

早期に獲得させたい『移動』スキル

☆初心者のための構造化支援

トイレットペーパーの適切な長さを伝えた話

☆自閉症支援分析ツール

スキャッタープロットの弱点をカバーするための3つのポイント

☆初心者のための構造化支援

見通しが立った後、あえて変化を経験させる方法

☆自閉症支援分析ツール

課題分析表で必要動作を正確に把握しよう

☆自閉症支援分析ツール

とっ散らかった意味合いを一つにまとめた話

☆初心者のための構造化支援

自立課題の紹介(ペグさし)

☆初心者のための構造化支援

マッチング課題を生活場面でも活用した話

☆初心者のための応用行動分析

おかしなトイレ習慣を防ぐ支援の考え方