誰かに話したいグループホーム話

こんにちは!東京都立川市にあるグループホーム「友セカンド」の井上です。

 

「友セカンド」記念すべき10回目のブログ

今回は入社半年の新米が担当させていただきます。

 

わたしの経歴はというと・・・

前職は重症心身障害児・者施設(以下:重心)で

介護福祉士として24年勤務し、

今年の2月から「友セカンド」でお世話になっています。

 

そんな福祉業界に長年勤務してきた私が、「グループホーム」という

新世界との出会いを新米ならではの視点でご紹介します。

 

第一回のテーマは「通院同行」

                

「通院同行」とはその名の通り利用者さんの

通院に同行することです。

慣れた世話人が同行すれば何ともないことでも

重心あがりのわたしが同行すると・・・

 

~ 其の一 ~ 「えっ出来るの?」  

初めての通院同行。

利用者さんと二人きり。

しかも運転。

前施設ではこんなシチュエーションはありませんでした。

 

ちなみに、今回同行する利用者さんは重度の知的障がいで

つよいこだわりをお持ちの方です。

自分の気持ちは言語ではなく、発声や表情

首振りなどのゼスチャーで表出され、

気に入らないことがあれば道端で座り込んでしまうような方。

同行のイメージ、不慮の際の対応の方法等々

慣れた世話人からアドバイスをいただき

準備万全で当日を迎えました。

 

不安の中、いざ出発!

でも、そのまえに・・・

後部座席に座った利用者さんの

シートベルトをしめなくては!と

後部座席にむかうと・・・

利用者さんが当たり前のように

自分でシートベルトをしめていました。

 

思わず「えっ出来るの?」と声が出ました。

これには本当に驚きました。

 

えっフツーでしょ?と思われる方が大半だと思いますが、

同じ衝撃を受ける人きっといるはずです。

これってすごい事なんです。

 

出発前からこんな衝撃をうけるとは・・・

と思いながらもこの衝撃により

不安だった気持ちがいつの間にか薄れていました。

 

~ 其の二 ~ 「必要?」

 

病院から少し離れたパーキングに車を停め、

病院に向かって歩いている最中の事。

 

利用者さんと会話をしなくては・・・。

あせった私は隣を歩く利用者さんに

 

「病院、どこですかね?」と病院の場所は

知りつつも話しかけてみました。

すると突然、

利用者さんが私の手を取ってずんずん進み、

あるビルの前で立ち止まりました。

おわかりですね。

「病院到着」です。

これじゃあ、同行したのか、されたのか・・・⤵

などなどおどろきの連続、刺激的な毎日です。

 

おなじ福祉の現場にいる方にも知っていただきたい「グループホーム」の日常。

興味を持っていただきたい「世話人」の仕事。

 

今後もときどきお知らせできれば・・・と思っています。

緊急事態宣言解除にはなりましたが、引き続き、マスク、検温、手洗い、うがい、

消毒の徹底、人混みを避ける等、できる限りの対策を実施して取り組んでいきます。

お気軽にお問い合わせください。